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「何処へ行く気なんだ?」


耳元で不機嫌さを隠すことなくジョウが囁く


「どこって・・・・どこにも行くつもりなんかないけど?」


だいいち・・・この格好でどこへ行けというのだろう?


それに、宇宙空間の中を飛行中の船に乗っている状態で


どこへ行けるはずもない・・・・


「だったら何で俺から離れようとするんだ・・・」


どうやらジョウは私が苦しさのあまり、ちょっとだけ腕を緩めようと


したのを抜け出そうとしていると勘違いしてるらしい



「あのね・・・・ちょっとだけ腕を緩めてくれない?」


「いやだ」


いやだって・・・そんな子供みたいに・・・


「ほんのちょっとでいいのよ・・・
 どこにも行かないから・・・あのね・・痛いの
 あまりにも強く抱きしめられてるから苦しいのよ」


そこまで言ってやっと分かってくれたらしい


「ごめん・・」と小さく呟くとちょっとだけ・・・・本当にちょっとだけ


抱きしめる腕を緩めてくれた。


「ねェ・・・ジョウ?
 あのね、私がこんな事を言うの可笑しいのかもしれないけど
 そんなに心配しないで?
 もうどこにも行かないから・・・貴方の側を離れないから」


たぶん・・・・と心の中で付け足した


絶対に・・・とは言えない


だって・・・いつ私の状態が悪化するか分からないもの


ある日、突然・・・・何もかも分からなくなってしまうかもしれない


そんな日が来ない・・・とは言えないもの




たとえ、それが・・・・・望まない事でも・・・・


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思えば遠くにきたもんだ(笑) 遠い過去から現在までの作品保管庫です。

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いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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