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だってウサギは嘘をつくNO26

「えっと・・・お忙しいとこ恐縮ですが」

恐る恐る声をかける俺らをアルフィンは

キッと睨み

「あによ!さっきから
 忙しいんだから、用事があるなら
 さっさとお言い!」

だから俺らは・・・歯医者の・・・

まぁいいか・・・余計な事は言わないに限る

スッとアルフィンの目の前にメモを差し出す

「これ、兄貴の歯医者の予約」

歯医者の予約・・・その言葉に

アルフィンの表情が変わりサッと俺らの手から

メモをひったくる

「どれどれ・・・・ふ~ん
 ちゃんと男性の医者で場所は?
 ・・・・・これってドコ?」

「えっと・・・・今、ミネルバは飛んでる
 ポイントから一番近い惑星の歯科は無理だったんで
 その次のファデイタって惑星なんだけど」

「ファデイタ?聞いた事ないわね
 で、その予約が取れた歯科は大丈夫なの?」

アルフィンが胡散臭げに俺らに聞く

「うん、医者も男性だし今から移動すれば
 ちょうどいい時間の予約も取れたんだ
 宇宙港からも、そんなに遠くないみたいだし」

「そんな事を聞いてるんだじゃないわよ!
 腕は確かなのか?って聞いてるの!」

気が利かないわね・・・ってアルフィンは言うけど

腕は確かか?ってそんなの知るわけないじゃん!

初めて行く惑星の医者の情報なんて知るかよ!

第一、そんな事まで気にしてたら予約なんて取れないっての!

そう言えたら・・・どんなに良いか

あぁ・・・本当にストレスで胃が痛くなってきた

「腕は確かかって聞かれても・・・
 さすがに、そこまでは分からないんだけど」

イロイロな感情を押し込めて

出来る限り低姿勢で申し訳なさそうに言ってみる

言ってみたけど・・・・・そんな事は

アルフィンには関係ないらしい

「分からない?
 分からないですって!? 
 ジョウが行くのよ!下手な医者だったら困るじゃない!
 もう~気が利かないわね!!!!!」

2時間かかって、やっとの思いで取った予約に

あっさりとダメだしされて、さすがの俺らも我慢の限界

死を覚悟してアルフィンに文句の1つでも言ってやる

と思った俺らを哀れに思ったのか

今まで沈黙を貫いていた兄貴が

(痛くて話せなかったってのが正しいのかもしれないが)

スッとアルフィンの持っていたメモを取り

「ひくぞ(行くぞ)」

「えっ?ジョウ?」

「さっさとひりょうする(さっさと治療したい)」

と・・・メモを片手にブリッジに移動して行った

そんな兄貴をアルフィンも慌てて追いかける

はぁ・・・・・さっさと移動して治療受けてもらわなきゃ

たまったもんじゃない・・・・



だってウサギは嘘をつくNO28
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いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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