上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
だってウサギは嘘をつくNO1
「兄貴、ちょっと話があるんだけど
 キッチンで冷たい物でも飲みながら話さないか?」

俺らの言葉に兄貴は・・・モゴモゴと

冷たい物は・・・ちょっと・・とか言ってる

しかも、うん、やっぱり大きく口を開けるのは辛いらしい

ニヤリと俺らは笑うと兄貴の腕を引っ張って

ここから一番近くて、しかもミネルバの中で一番人が来ないであろう

部品類を置いてある倉庫に入っていった

ここは狭いけど修理とかじゃないかぎり人が

特にアルフィンが入ってくる事はない

だから、アルフィンに聞かれたくない話をするには

うってつけだ!

「おい、リッキー・・・何なんだ?
 こんなとこに連れて来て」

不機嫌丸出しの兄貴に、ボソッと告げる

「兄貴、歯が痛いんだろ」

その瞬間に、この狭い部屋の中で

兄貴は、心底驚いた顔をして「なんでそれを・・・」

って言いかけてから、別に歯なんか痛くないって

いや、バレバレだから・・・・しかも

「アルフィンには黙ってろよ」

って、それは何?????

「アルフィンにバレたら歯医者に行かされる」って

あんたはガキか!?痛み止めで誤魔化すのも限度がある

だから最近、機嫌が悪かったんだ・・・・

「あのさ・・・兄貴?
 俺らが、こんな事言うのも何なんだけどね
 さっさと歯医者行ったら?」

「嫌だ」

「嫌だって・・・・頭痛とか風邪とかと違って
 ほっといても治んないぜ虫歯は」

「それでも嫌だ」

なんでココまで嫌がるのか?よほどの理由があるのか?と

思ってみたら・・・・・嫌いだって・・・・兄貴・・・・

歯医者が嫌いって・・・あんた

だけど、兄貴が虫歯てのは分かったけど

それでアルフィンがチョコ作りを辞めるのは何?

兄貴が虫歯って知らないアルフィンがチョコを作らない理由がないと思うんだけど

それに虫歯だって分かったらチョコ作りを辞めるより歯医者に行かすはずだし

「兄貴・・・アルフィンに何か言った?」

「何かって何だ?」

それを俺らが聞いてるんだってば・・・
だってウサギは嘘をつくNO3
スポンサーサイト
・・・・・・最近、何かおかしい

昨日まではアルフィンは嬉々として

バレンタインに向けて着々と準備を進めていた

来るべきバレンタイン用のチョコケーキ作成のために

どこのチョコが美味しいとか、どこそこの惑星にあるリキュールを取り寄せるとか

PCを見ながら有名パティシエのレシピをゲットだとか

そりゃもう楽しそうに時間と労力を惜しみなく使っていた

なのに・・・・今朝になってから

その一切を辞めてしまい・・・それどころか

溜息までついてる

まだ午前中の10時だっていうのに

何回、溜息をついたか

それに兄貴も何だか凄く機嫌が悪い

最近、ちょっとイライラしてるな・・・とは思ってた

話し掛けても反応が薄かったり

あんまり食欲もないみたいだったり

ちょっと探りを入れようと話し掛けても

モゴモゴとはっきりしない喋り方

心なしか、顔の形も・・・・

???????なんだか頬が腫れてないか?????

もしやアルフィンと喧嘩して殴られた?

って・・・ひっぱたく事はあっても殴るってのは無いか

ん?・・・腫れてる???あれ?

疑問に思った俺らはちょっと兄貴に探りを入れてみる事に

「兄貴?!」

俺らの呼びかけに兄貴は、ゆっくりと振り向いた

兄貴の顔を・・・とくに頬のあたりをジッと見つめると

兄貴は、さりげなく俺らから顔をそらす

(たぶん、本人はさりげないつもりなんだろうけど
 俺らから見たら完全に動きがぎこちない)

「なんだ」

うん、声もなんだかくぐもってる・・・・大きく口を開けたくないみたい

これって、俺らにも覚えがある

そうか・・・・やっぱりか

だってウサギは嘘をつくNO2

テーマ:自作小説(二次創作)

もう何年、こうやってきただろう・・・・

コーヒーを片手に窓の外を見る

そこには街の明かりがまるで地上の星空のようみ広がっていた

貴方の大好きな宇宙を思わせる光の波

そして私も大好きだった・・・・・・宇宙

結婚してミネルバを降りて子供を産んで

それから星空を見上げる事で貴方の側にいるような気がしてた

それが月日を重ね・・・・・

貴方もミネルバを降りる時がきて

「何を考えてるんだ?」

シャワーを浴びていたジョウが、ゆっくりと後ろから腕を回してきた

「貴方も私も年をとったな~って思って」

クスリと笑いながら振り向き貴方が肩からかけていたタオルをとって

水気を含んでしっとりとしたくせ毛を乾かす

「ほら、また濡れたままで風邪ひいちゃうわ」

貴方は、ちょっとだけ目を見開くと

自分で出来ると言いたげに頭を軽くひいて

「そんなに柔じゃない」

「ダメよ
 ほら、座って!
 私の楽しみをとらないでちょうだい」

ソファに座らせて後ろから、ゆっくりと丁寧にタオルで水気をふき取る

しばらく、そうしていると

「そんなことはない・・・」

そう言いながらジョウが私の手をひいた

「えっ?何?
 突然に???何のこと?」

「さっきの・・・・年をとったて話」

「いやだ
 そんな事を気にしてたの?」

クスクスと楽しそうに笑う私の手を

そのまま自分の唇まで持っていき

そっと指先に口付けながら

「君はいつまでもキレイだよ
 あの頃のまま・・・・俺には輝いて見える」

「やだ・・・そんなお世辞
 貴方らしくない」

ドキドキと高鳴る胸に恥ずかしくなり

冗談よしてと笑って誤魔化そうとすると

「お世辞なんかじゃない
 俺が冗談が下手なの知ってるだろ」

と、おどけたようにまるで20代の頃の貴方に戻ったような

瞳で私を見ながら微笑む

「今までも・・そして、これからも
 ・・・こうやってずっと一緒に
 年をとっていこうな」

「ジョウ」

「誕生日おめでとうアルフィン
 愛してるよ・・・」

                                    FIN







テーマ:自作小説(二次創作)

1へ

私をこんな気持ちにさせといてジョウは平気なんだ

こんな風に私を変えといて・・・・

ジョウが居ないと・・・・・苦しいのに

胸の奥がギュッと苦しくなるのに・・・・

ジョウは、こんな気持ち知らないなんて

寂しいよ~ジョウに会いたいよ~

でも・・・でも・・・・電話なんかしないんだから

絶対に電話なんかしてやらない・・・・

寂しいなんて・・・会いたいなんて・・・・

絶対に言ってやるもんか・・・・・・




ジッと携帯電話を見つめながら心の中では

会いたいと叫んでる・・・・


・・・・・意地なんか張らずに電話すればジョウはきっと

優しく微笑んでくれる・・・・分ってるけど・・・



なんか・・・すごく悔しいんだもん

ダイヤルしそうになるのを何回も寸前で我慢してる自分が憎くなる

意地っ張り・・・・・

電話なんかしない・・・そう思いながらゆっくりと携帯を掴む

絶対にするもんですか・・・・ジッと穴が開くんじゃないか?ってくらい

見つめる私がいる


・・・・・もう~こんな事してる間に新年になっちゃうじゃない!!!!!!!

ジタバタしてると手の中の携帯が急に鳴り出した

あんまりビックリしすぎて落としそうになりながらも

慌てて誰からの電話なのか確かめる

もしかして・・・・もしかしたら・・・・・ううん、きっと


携帯画面に表示されたジョウの名前

慌ててボタンを押して電話にでたのに

天邪鬼な自分が憎くなる

「何の用?
 こんな時間に・・・もう寝ようと思ってたのに」

馬鹿馬鹿馬鹿・・・・こんな事、言いたいんじゃないのに

『ふ~ん、そりゃ悪かったな』

あぁ・・・・・ジョウの声のトーンが低い

怒った?怒っちゃった???

『なんだ・・・・声が聞きたいって思ったのは俺だけだったか?』

えっ?何?今、ジョウは何て言ったの????

声が聞きたいって・・・・・そう言ったよね???

「本当に?本当に声が聞きたいって思ってくれたの?」

『だから電話してる』

「私の声・・・・聞きたかった?」

『あぁ・・・
 だけど、声だけじゃ物足りないな』
うれしい・・・・・・

「ジョウ・・・・会いたいよ」

『あぁ・・・そうだな』

シュンっとドアの開く音が聞こえた

「だから会いに来た」

えっ?!

振り向くと、そこには携帯片手に微笑んでるジョウの姿が

「なんで???」

ゆっくりとジョウが近づいてくる

「さっさと打ち合わせを終わらせて帰ってきた」

目の前にジョウが居る

「何で泣くんだよ」

ゆっくりと・・・・しっかりと抱きしめてくれる

「だって・・・・だって・・・・
 会えないって思ってたから・・・
 だけど、凄く会いたくて
 声が聞きたくて・・・・」

「それで?」

「1年の終わる瞬間と
 新しい年が始まる瞬間は・・・
 貴方と居たくて」

「うん」

「無理だって思ってたのに・・・」

「良かった・・・・」

「えっ?」

「俺なしじゃいられないって事だろ?」


・・・・悔しいけど認めるしかない・・・

「ジョウなしじゃ・・・・ダメなの」

「努力した甲斐があったな」

「えっ」

「アルフィンが俺なしじゃ居られないように
 なるようにした努力が報われたって言ったんだ」

「・・・・・そんな努力したんだ?」

「そりゃ、もう盛大に」

最高の笑顔のジョウの顔が・・・涙で良く見えない

「じゃあ・・・・そんな風に私をした
 責任とってよね」

「責任?」

「そうよ・・・・
 これから一生・・・1年の終わりと始まりの瞬間は
 私と居てね」


「そうだな・・・・責任とらなきゃな
 寂しい思いをさせて俺のウサギが死んだら困る」

                                         FIN

Happy New Year 


謹賀新年


テーマ:自作小説(二次創作)

お知らせ

思えば遠くにきたもんだ(笑) 遠い過去から現在までの作品保管庫です。

CJミルク

Author:CJミルク
いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





無料アクセス解析

FC2カウンター

フラッシュ クロック 「幻の庭。紫陽花」

ミルクの書庫

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター

現在の閲覧者数:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。