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兄貴の言葉にアルフィンは、じっと何かを考えるようなそぶりを見せる

「どうだ?何か覚えてる事は?」

「何か・・・・・・」

「そう、たとえば・・・・
 たとえば3日前に一緒に行った映画とか?」

「えいが・・・・?」

「そう、記憶にないか?」

兄貴は必死にアルフィンに問い掛ける

だけどアルフィンの表情からは

明るい応えが返ってくる気配はない

「でも・・・でもさ
 俺らも知らなかった事を覚えてたってのは
 凄い事じゃん!
 もしかしたら治ってきてるのかもしれないじゃん!」

「な・・お・・る?」

「そうだよ!きっと治ってきてるんだよ!」

興奮して騒ぐ俺らをタロスが諌める

「おいっそんな簡単な話じゃねえんだ
 いい加減な事を言うんじゃねぇ」

「なんだよ!簡単な事って!」

「お前さんの頭みたいに単純な話じゃねぇって言ってんだ!
 わかんねえのか!?こんボケが!」

そんな中、じっと何かを考えてるようだった兄貴が

アルフィンの手を掴むと立ち上がった

「行くぞ」
 

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「壊れた事・・・覚えてるのか?」

再会 驚きの瞬間

「えっ?・・・・うん
 この前、壊しちゃったのよね?」

兄貴の言葉にアルフィンは、「なんでこんな事を聞くのか?」と不思議そうに答える

アルフィンは自分で気づいてないみたいだ

兄貴のサングラスが壊れた事を覚えてたって事が

今のアルフィンにとって、どんなに凄い事なのかって事を・・・・

だってアルフィンは・・・高次脳機能障害

新たな事を覚えられないはずなんだから

それが、兄貴のサングラスが壊れたっていう

新な記憶があるって事は・・・・・・

「ほかに・・・他に覚えてる事ないか?
 最近のことで何か覚えてる事は?」

兄貴が真剣な表情でアルフィンに問い掛ける

「他に覚えてる事?」

「そうだ何でもいい!
 新しい記憶が何か他にないか?」

「・・・・新しい・・・記憶」



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思えば遠くにきたもんだ(笑) 遠い過去から現在までの作品保管庫です。

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いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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