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「う・・・ん・・」


ゆっくりと目を開けると見覚えのないベットに寝ている自分に


不安を覚える・・・しかし背中からまるで抱きかかえるかのように


胸の前でクロスされた腕のたくましさと温かさに


不安がる必要のない事を教えられた


「そうだ・・・・私・・・・夕べ・・・」


頭のすぐ後ろから規則正しい寝息が聞こえ


昨夜の出来事を連想させる事ができる・・・


連想・・・・・・すでに半分も覚えていない


でもこの腕の存在は覚えてる「安心してもいい・・」と教えてくれる


だけどもさすがに、こうもガッチリと拘束されるように抱きしめられているのは


息苦しさも感じさせる


身を捩って少しでも腕を緩めようとするがジョウの不機嫌な溜息とともに


その腕は、さらにアルフィンを引き寄せた



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拗ねたような顔を私を見る


それでも・・・もう一度だけ・・・今度は真剣な顔をして私を見る

「隣に行ってもいいか?
 いや・・・・行かせてくれ」


そう言うと私の返事も聞かずに、そっと隣に座る


堅いベットのスプリングがギシッと音をたてる


その音と共に私の体にも力が入る・・・・



「・・・ジョウ・・・」


「悪い・・・・・なんか・・・
 自分で自分の抑えがきかない
 側に居ないと君がまた居なくなりそうで
 ・・・・触ってもいいか?」


「えっ」


そっと髪に触れる


手を掴み引き寄せられる


ジョウの唇が髪の毛や頬に触れる


「ずっと・・・・・触れたかった
 髪に・・・手にも・・・・唇にも・・」


ジョウの唇に私の言葉はすべて奪われてしまうようなキスだった




「すべてに触れて
 君の存在を
 ずっと・・・確かめたかった・・・」


少しだけ強引で・・・・だけど優しいキス


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どのくらいの時間だったのだろう


ただ思いつくまま、たいして意味もないような事を


話続けている時に、ジョウの瞳に一瞬だけ迷いが走り


それでも何かふっきるかのように


躊躇いがちに私の名を呼んだ


「アルフィン・・」


「?何?」



「・・・・・・・・・」


「どうしたの?」


「君の隣に行ってもいいか?」


隣?ふっと自分の座っている場所を見る


・・・・ベットに座っている私の隣・・・・・


けして広くはない船室のベット・・・・


それでも人が2人座るには充分な大きさだ


でも・・・・・・・・・ためらいが生まれる


そんな私の心を察したのだろう



「だめか?」



そんな風にまるで捨てられた子犬のような目で私を見ないで・・・


なんだか・・・・・凄く・・・・・・苛めたくなっちゃう・・・・


「ダメって言ったら?」



「・・・・・どうしてもダメか?」


あぁ・・・・だめ・・・なんか可愛いかも


可愛い///これって男の人に


それもクラッシャーなんて仕事をしてて


こんなに男らしいって形容が似合うような人に


失礼なのかもしれないけど・・・・だめ・・・


本当に可愛いかも・・・・


思わずクスクスと笑い出す私に


からかわれた、と気が付いたのだろう





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私はベットに座りジョウは部屋に作り付けのスツールに座り


ゆっくりとジョウの入れてくれたコーヒーを飲みながら話し出す


「あのね・・・ジョウ
 私・・・・・私・・・まだよく分からないの
 今、ここに居るその理由も・・・・

 変よね?自分でここに来たのに
 だけど・・・過去を何も持っていない私は
 確信が欲しいの
 確かな事実が欲しいの
 それって・・・・変かな?」


「いや・・・・変なんかじゃない
 俺は前回、君にすまない事をした思っているんだ
 君のことを分かっているつもりになっていて
 全然わかってなかった・・・・不安の重さを理解したつもりになっていたんだ
 今だって・・・・すべてを理解しているなって思っちゃいない
 だけど・・・・・君が・・・・アルフィンが俺の前から居なくなって
 初めて失った事による不安を俺なりに実感した
  
 もちろん・・・そんなのは君の不安の何十分の一にもならないと思う
 それでも・・・・少しは前よりは君の不安を一緒に背負っていける
 いや・・・・いきたいと思っている
 
 だから・・・これからは・・・・ゆっくりと一緒に歩かせて欲しい」


まっすぐに私を見るジョウの瞳は静かで、すべてを包み込んでくれるような


深い愛情に満ちていた


ジョウの言葉がじんわりと私の中に染み込んでいく


不安がない・・・と言ったら嘘になる


今、こうやって聞いた言葉も・・・・明日にはすべて忘れてしまうかもしれない


だけど・・・・・心の奥に芽生えた何かがあれば



この人と一生一緒に歩いていけるかもしれない


そう、思った。
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思えば遠くにきたもんだ(笑) 遠い過去から現在までの作品保管庫です。

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いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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