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私の中に生まれて消えた・・あの不思議な感情が


何なのかは私には分からない


でも確実に・・・・何かが私の中で


変わったような気がするのは・・・気のせいなのかしら?


どこが?っと聞かれても答えられないけども


微かに・・・私の中の何かが目覚めたような


不思議な感覚・・・そんな事を考えていた私は


どうやらジョウの腕の中でぼんやりとしていたらしい


彼の苛立ったような・・微かに心配しているような声で


現実に呼び戻された


「おいっ!どうしたんだ?
 聞いてるのか?・・・・
 ・・・どこか体の調子でも悪いのか?
 ・・・・・・・それとも・・・・今、俺が話した事も忘れてしまったのか?」


返事をしなかった私に・・彼はだんだんと心配になってきたらしい


声が弱気になってきてる・・・変なの・・・


そんな風に私のちょっとした事に翻弄される彼が嬉しいなんて・・


本当にどうしたんだろう・・・・私


良く分からないけど・・・・事故に合う前の


記憶をなくす前の私に嫉妬に近い感情を覚える


変なの・・・どちらも自分なのに
 

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「待って・・・お願い
 いきなり言われても・・・困るわ
 それに・・・私」


「いきなりじゃない
 いきなりなんかじゃないだ・・・」


そう言いながら私を抱く腕にさらに力がこもる


「苦しいわ・・・お願い離して
 このままじゃ話もできないわ」


「すまない・・・もうちょっとだけ
 こうしててくれ・・・」


その時・・・やっと気が付いた


彼が震えている事に・・・・


私に話し掛けるその声が・・・何かに怯えている事に


こんなに・・・・力強く・・・こんなに・・・・男らしいのに


まるで子供のように私に縋りつく、この男・・・


なんだろう・・・・心の中に・・・・何かが・・・生まれて・・・消えた


大事な何かが・・・私の心の中に・・・・


生まれて・・・・消えた
 

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「愛してる・・・・
 アルフィン、君を心から愛してる
 今までも・・・これからも・・・ずっと
 君が何か悩むなら一緒に悩み
 君が笑うなら一緒に笑い
 君が涙するなら俺も一緒に涙したい」


「ジョウ・・・」


そう言うとジョウは私をギュッと抱きしめた


「待って・・ちょっと待って」


慌ててその手を離そうと体を押しのけようとするがビクともしない


怖い・・・・そんな感情だけが私を支配する


私にとって彼は初めて会った男でしかない


そんな人に愛を囁かれ抱きしめられても


そこに嬉しいという感情はない


あるのは恐怖だけ


だから私は気づかなかった


私を抱くその腕が振るえている事に・・・・


「頼む・・・
 俺から君という幸せを奪わないでくれ」


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「それは何?」


私は、ジョウを見つめ次に発せられる言葉を待った・・・・


彼は「あ・・・・」とか「う・・・・」とか意味不明の声をあげては止める


そんな事を繰り返し、しばらくすると何かを決心したのか


私をじっと見つめ


「それは・・・・運命だったんだと思う」


運命?なんか随分と見かけからは想像もできないような


乙女ちっくな答えだった


「運命?
 えっと・・・・それは?」


「君と俺が始めて出会った事件は
 さっき話したよな?
 俺は・・・今まで運命なんて信じてなかった
 すべては必然、そうなるべくしてなった
 偶然や奇跡なんてあるわけが無いと思っていた
 だけど・・・」


「だけど?」


ジッっとジョウを見つめ続きを促す


「あの時、ピザンに起こった事件も
 その後に君がミネルバに密航してクラッシャーになったのも
 すべては・・・・俺と君が・・・・
 出会い・・・・愛し合うために必要だった事
 運命だったんだ・・・
 今の俺はそう思う
 ・・・・そして・・・」


ジョウは私の肩に、そっと両手を置いた


「その運命に・・・流されるだけで
 しっかりと受け止めようと努力しなかった俺に
 今回の事故は・・・・・
 神があたえた・・・
 君を手に入れるための試練なんだと思う」


「ジョウ?」
 

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それから私達は、いろいろな話をした


私という人間が・・・どんな風に生きてきたのか?


どうして今のような状態になっているのか?


私には分からない事が多すぎる


「王女?私が?」


「あぁそうだ、君はピザンと言う星の王女だった」


「だけど・・・クラッシャーだったのよね?貴方と同じ・・・」


「ジョウだ」


「えっ?」


「貴方じゃない、俺の名前はジョウだ。
 アルフィン・・・君は俺の事をそう呼んでいた」


さっきから何回か私が彼の事を名前で呼ばないと訂正が入る・・


そんなに拘る意味が分からない・・・・だけど彼は・・・ジョウは


私が名前で呼ばない事を、とても嫌がる


「えっと・・・ジョウ?
 なんで私は王女を辞めてまでクラッシャーになったの?」


「えっ?・・・それは」


そこまで言って彼の頬が、うっすらと赤くなった


・・・これってそんなに赤くなるような質問なのかしら?


とっても言いづらそうにしているその姿が不思議でたまらない


だけど・・・その理由はとても大切で重要な気がする


私の人生にとても重要な決断・・・


「それは?」


彼の言葉を促す・・・・なのに中々確信にふれない


『えっと・・・』とか『あの・・』とか埒があかない


本当にいっつもこうなんだから・・・・・・そこまで考えて自分の思いにフッと疑問が残る


いつも?・・・・・・なんでいつもだなんて思ったんだろう


言葉の足りない彼に何か物足りなさを感じている自分


でもどこか懐かしい・・・・・


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私の目の前に現れた男性からは、初め殺気のような物を感じた気がした。


だから私は・・・目が合った瞬間に逃げ出してしまったのだけど


それが今は・・・単純に緊張していただけなんだと分かる


日に焼けた肌、服の上からでも分かるガッシリとした筋肉質の体


ここに居る人達も同じはずなのに・・・でも・・・トム達とはあきらかに違う


農業をしているような人間では無い事が分かる


きっと・・・この人は戦う人なんだろうと・・・・


なんでそんな風に思うのかは分からない


だけど・・・心のどこかで、そんな声がする・・・そんな気がする


そんな男性が私に触れる手は、かすかに震えていた。


何かを怖がっているかのようだった


彼は私の何を怖がっているのだろう・・・・


とても興味を覚える


だって彼は・・・・私を知っている人


私を探していた人



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「君の名前は、アルフィン・・・・
 そして君は・・・俺の・・・・」


そこまで言って、ちょっとだけ息を抜く


ほんのちょっとだけ心を落ち着ける


「座って、落ち着いて話をしようか?
 きっと・・・全部離すには長くなるから」


できるかぎり・・・今の自分にできる一番優しい笑顔で


力が入りすぎて、かすかに震えるアルフィンの手を


優しく掴む、そして花畑の隅にポツンと置かれていた


ベンチへと促す


そこに並んで座り・・・・ほんのちょっとだけホッとして


ほんのちょっとだけ並んで座っていることに緊張して


だけど・・・・もう一度こうやって一緒に居る事が物凄く嬉しかった

SAIAI 二人の時間


「さて・・・どこから話をしようか・・・」

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「やっと君に会えた・・・・」


俺は思わず呟いた・・・


長かった・・本当に長かった・・このまま一生会えないんじゃないか


と何回思った事か・・・・


「無事で良かった
 ずっと心配してたんだ
 あの日・・・君が俺の前から居なくなってから
 今日まで生きた心地がしなかった
 アルフィン・・・会いたかった」


俺の言葉にアルフィンはジッと耳を傾ける


そして、すがるような目で俺を見つめ確認するかのように呟く


「アルフィン・・・それが私の名前・・・」


そしてグッと俺の胸元にしがみつき俺の目を真正面から見据え


「教えて
 私は誰?貴方の何?」



 

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いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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