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先ほど人影を見たあたりを見回してみる

「たしかにこの辺だったのに・・・」

見間違い?そんなはずはない

確かに誰かが居た

どこだ?

探す事に神経を集中させていた俺は背後に近づく影に気づかなかった

「なんでアンタがココに居るんだ?」

その声に振り向くとそこには・・・

「トム・・・またアンタか・・・」

「それはコッチの台詞だ
 俺は2度と来るな!と言わなかったか?」

「ココは花畑だ
 あの店じゃない・・・
 あんたに来るな!と言われる
 のはおかしいんじゃないか?」

「そんなこと、どうでもいい
 とにかく、さっさと何処かに行ってくれ!」

どうでもいい?だと・・・なんだ

それに何でそんなに俺を追い払いたいんだ?

何をそんなに焦ってる?

「おいっ!聞こえてるのか?
 さっさと行け!と言ってるんだ!」

「何をそんなに焦ってる?」

「煩い!クラッシャージョウ!アンタには関係ない!
 ここはアンタみたいな人間が来る場所じゃない!
 さっさとこの星から出て行ってくれ!」

思わず俺はトムの腕を掴んだ

「おいっ!前回もそうだが
 何でアンタは俺の事を知ってるんだ?」

トムの顔色がサッと変わる

「そ・・・そんな事をアンタに言う義務は無い
 どうでもいいだろ!」

「よくないね
 全部話してもらおうか・・・」

トムの腕を掴む手に力がこもる

「ッ・・・はな・・せ」


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この場所は・・・・どういうことだ?

やっぱりアノ店にアルフィンが居るって事なのか?

あのときの自分の感覚は正しかったのか?

期待する事を止めていたはずの心がドキドキと高鳴る

どうする?

答えは決まっているのに

自分自身に問いただす

ふっ・・・どうするも何も・・・

行くという選択肢しか俺には無いのに・・・

夜が明けるのが、こんなに長く感じた事はなかったかもしれない

まんじりともせずに空が明るくなるのを待って

俺は・・・・・花畑へと出かけていった。



エアカーから見る風景が変わる

前回、リッキーと来た時から

たいして時間が経過しているわけではないのに

青々と茂っていた木々は

今は冬の装いに・・・・

そんな中・・・1箇所だけ春のように錯覚させるかのように

花にあふれている場所があった

色とりどりの花の中に

人影を見つけたように思い

俺はエアカーを止めた

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会いたい・・・ただそれだけの理由で動いてる自分が居る

その行動にどんな意味があるのかなんて、どうでもいい

ただ・・・・自分の心に素直に


毎日・・・毎日・・・・あても無く探しつづける

期待する事は、すでに止めた・・・

自分でも愚かだと思う

他人から見たらもっとそうなのかも知れない

でも求める心を止める術を俺は知らない

泊まっているホテルの部屋のベットの上で

ふっと息は吐く

「今日は・・・もう28日なのか・・・」

クロノメーターの指し示す時間はすでに28日の深夜1時

「残された時間は・・・後4日」

今年中に俺は・・・アルフィンを取り戻せるのか?

グルグルと同じ事を考え進歩も進展もない

あるのは・・・空虚な思い

ふと・・・ルーの言葉を思いだす

「花畑か・・・・」

なぜルーは、あんなに俺に花畑に行く事を勧めたんだ?

その場所に何があるんだ?

俺は急いでベットから起き上がりホテル備え付けの地図を取りだし

テーブルの上に広げてみた。

「ここは・・・・」

地図の指し示す場所・・・

それは・・・前回、俺がリッキーと行った

あの店の近くだった・・・・


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しばらくエアカーを走らせて・・・その街並みが今までと違う事に気が付いた

「・・・・そうか・・・今日はクリスマスか・・・」

そんなことも忘れていた

今までなら、随分と前からアルフィンが大騒ぎしていただろうに

・・・やれプレゼントだとかクリスマスディナーだとか・・・

たとえ、それが仕事の時でも・・・せめて気分だけでも・・と

夕食にささやかなクリスマスケーキを用意してくれたり

そんな日々が随分昔のように思える・・・

俺はパーキングにエアカーを止め

そのまま人ごみの中を歩き始めた

賑やかな街並みと人々・・・周りは色とりどりの光と笑顔に包まれている

そんな中に・・・自分は、たった1人で取り残されているような気にさせる

ふと空を見上げると空には星が輝いていて

吐く息は白く・・・そして寒かった

「こんなに寒いのが辛いなんてなぁ・・・」

自分が随分と弱い生き物だったって初めて知ったよ

なぁ・・・サンタクロースてのが本当に居るのなら

俺に最高のプレゼントを届けてくれよ

たった1つだけで良いから

他には何もいらないから・・・・・

サンタガールA

そしたら俺はずっと「いい子」ってヤツでいるからさぁ・・・・

ついそんな馬鹿な事を考えた


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数時間後・・・・俺は再びこの星

Hoffnungに降り立った。

いったい何度目なんだろう・・・途中で数えることも止めてしまった。

でも・・・もう・・・今日で最後

再びこの地へやってくる事はないだろう


俺は・・・ここの景色を心に焼き付けるかのように

宇宙港からの風景を眺めていた。


「さて・・・・どこへ行くかな・・・」

可能性のある場所は今までにすべてと言って良いほど探しに行った。

残る場所など思いつかない

もう一度・・・最初から回ってみるか

俺は小さな荷物を片手に歩き出した。

宇宙港をでてすぐの場所ににあるホテルを拠点に

レンタカーで探し歩く

手の中には・・・笑顔のアルフィンの写真

こいつも俺と一緒で、もうボロボロだな


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「なんだ?いい事って・・・」

「聞きたい?」

小首をかしげて言うしぐさを見て

これがアルフィンだったら・・・きっと物凄く可愛いんだろうな・・

なんて考えてしまった・・・・重症だな

「ちょっと!聞いてるの?
 人が話してるのに!」

「あ・・・あぁ悪い
 なんだ?いい事って」

「なんだか物凄く教えたくなくなる態度ねぇ」

「悪かったって・・・・
 で?何だ?そのいい事とは」

ルーは俺の事をジッと見ると小さく溜息をつき

「あのね・・・
 ジョウが今、向ってるのってHoffnungって星でしょ?」

「あぁ・・・」

「だったら・・・その星へ行ったら
 1度は、ぜひに行ってほしい素敵な場所があるよ」

「俺は観光に行くんじゃないぞ」

なんだ?一度は行ったほうが良い素敵な場所って

そんなことの為に、わざわざこんなとこまで電話してきたのか?

俺はルーの言葉に不機嫌さを隠さずに言った。

「分かってるわよ、そんな事
 でもね・・・・本当に素敵な花畑なのよ」

「花畑?」

何が言いたいんだ?俺がそんな場所に好き好んで行くとでも思ってるのか?

アルフィンじゃあるまいし・・・・

「そう、花畑・・・・
 そこに、とびきり素敵な花が咲いてるのよ
 きっとジョウも気に入ると思うわ」

「あのなぁ・・・」

俺の言葉をルーが遮る

「ジョウ、絶対に行ってね
 後悔はさせないから・・・」

そのルーの顔が、あまりにも真剣すぎて

俺は素直にうなずいた。

「分かった・・・・行けば良いんだな?」

「じゃあ、話はそれだけよ
 そろそろ仕事に戻らなきゃ・・・それじゃあね、ジョウ・・・
 Gewünschtes Licht kommt zu Ihnen」

プツリと通信は切れた


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★Gewünschtes Licht kommt zu Ihnen
ドイツ語で「貴方に希望の光が訪れるように」

★Hoffnung
ドイツ語で「希望」 

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「・・・・・」

「何?その態度!
 せっかくこんな美人が電話してあげたのに無言って何よ!
 失礼しちゃうわね・・・・・」

「何の用だ?
 てか・・・なんでここが分かった」

「本当に失礼な男ね・・・・
 というか・・・何?その顔
 情けない顔しちゃって~
 天下のクラッシャージョウが、たった1人の女の事で
 こんな風になっちゃうなんて」

はぁ・・・とわざとらしくため息とつき

俺の方をちろっと見る・・・何が言いたい

わざわざこんなとこまで電話してきて言う事か?

それにダーナ達のチームは俺達のかわりに仕事に入ってるんじゃないのか?

何か不都合でもあったのか?

そんな事を考える俺の事をまったく無視してスクリーンの向こうでは

ルーが勝手なことを言ってるのが聞こえる

「あ~もう!こんな情けない男に惚れてたなんて!!!
 私ってば、なんて男運がないの!
 信じられない~てか私っていう
 イイ女の存在に気が付かないって方が問題よね!
 そうよね!アルフィンにしか目が行かないってとこで
 すでに問題外なのよ!うん、そうよ」

「切るぞ」

コンソールパネルのスイッチを切ろうと指を伸ばす

「せっかく良い事教えてあげようとしたのに」

最愛 ルー


「いい事?」

その一言に指が止まる

「そう、良い事」

ニッコリとルーが微笑む


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アルフィンの居るはずの星へ向かう船の中・・・・

ずっと客室からでる事もなくジョウはこれからの事を考えていた

許された期限は1週間。

この間にアルフィンの居場所を探し出し連れ戻す・・・

そんな事が可能なんだろうか?

今まで何の手がかりも得られなかったのに・・・

病室を出る時は絶対に取り戻すと意気込んでいたが

こうやって妙に時間が空くと悪い事ばかり考えてしまう

特Aクラッシャーだ何だと言われていたって

仕事では即断即決をモットーとしているのに

こんなにも弱い自分が居るとは思わなかった

・・・・・怖い・・・・・

本当に俺はアルフィンを取り戻せるのか?

もし運良くアルフィンを見つける事ができたとしても

自分の意志で俺から離れていったのに

・・・拒絶されたら、どうする?

もし・・・このまま・・・・

アルフィンを取り戻す事ができなかったら・・・

俺は絶えられるんだろうか?

本当に決着なんかつけられるんだろうか?

グルグルと頭の中を悪い考えが巡る

そんな時・・・・ふいに部屋に備え付けられている電話が鳴った

コンソールパネルを操作して音声だけで対応する

「はい?」

「クラッシャージョウ様にお電話です」

電話?この船に俺が乗っている事はタロス達しか知らない

俺は迷わずにスクリーンのスイッチをONにして電話にでた

「は~い♪ジョウお久しぶりね♪」

「ルー・・・・」

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そうと決まれば1分でも1秒でも時間が勿体無い

さっさとベットから起き上がり着替える為に病室内のロッカーを開ける

中に下がっていたクリーニング済みのクラッシュジャケットを手に取ろうとして

ふっと一瞬だけ考えて、その横にあった私服に着替える。

クラッシャージョウとしてではなく1人の男としてアルフィンを迎えに行くために・・・・


このときは疑問に思わなかったが・・・後から考えると

あの状況で私服がロッカー内にあったのは不自然な話だ

仕事中の怪我で入院した俺は当たり前だがクラッシュジャケットを着ていた

だから退院時もクラッシュジャケットを着る・・・・はずだ

だったらわざわざ私服を用意する必要は無い。

つまり・・・・ここまで俺の行動は読まれていたって事だ・・・・(苦笑)


とにかく数時間後には俺は宇宙に居た。

最後の決着をつけるために

再び、この腕にアルフィンを抱きしめるために・・・・

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「これは・・どういう事だ?」

「見てわかりませんか?民間の船のチケットです。」

思わず眉間にしわがよる・・・

「そんな事を言ってるんじゃない!
 これをどうしろって言うんだ!?
 俺に、この船に乗って・・・あの星へ行けと?」

「分かってるんじゃありませんか」

何を当たり前の事を・・・とでも言うように言っているが

どうして、いきなりこんなチケットを用意したのかが分からない

「次の仕事がキャンセルになったんで、その次の仕事まで1週間ほど
 時間があきやした・・・だから決着をつけに行きませんか?」

「決着・・・・」

「ジョウ、あんたの事だ、今回の失態でアルフィンを探す事を
あきらめるつもりじゃないかと思いましてね・・・・
だったら悔いが残らないようにした方が良いんじゃないかと思ったんですよ
ちょうど都合よくスケジュールも空いた事ですし」

「都合よくねぇ~」

「その間にミネルバはドック入り
 あっしとチビ助は命の洗濯しますから」

そんな事を言いながらタロスはニヤリと笑った

つまりアラミスやダーナ達まで巻き込んで

皆でお膳立てしてくれたって事か・・・ご苦労なこった

だが・・・・そうだな・・・・今回は乗せられてやる

SAIAI Jさん



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思えば遠くにきたもんだ(笑) 遠い過去から現在までの作品保管庫です。

CJミルク

Author:CJミルク
いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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