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リビングからブリッジに向かう間・・・溢れ出る怒りを止める事もできず

不機嫌全開で歩くジョウを呼び止める声があった

「あの・・・・すいません・・・ジョウ・・・・さん?」

「あっ?!」

その怒りの勢いのまま振り返ったジョウを見て

呼び止めたロンの顔が引きつった

「あ・・・・その・・・・」

「何のようだ?」

ジョウの不機嫌さに用事があってび止めたはずのロンは

思わず(すみません・・・間違いでした)と謝って逃げ出したくなった。

「ロンさん・・・用事は何だ?と聞いてるんだが」

「あっ・・その・・・このまま宇宙港に行くとおっしゃってましたが
 その・・できれば・・今日はホテルに1泊してイロイロな事後処理を
 ・・・したい・・なぁ・・・と」

「ホテルに1泊?」

「ひっ!すみません!
 あの・・でも・・・申し訳ないんですけど・・・・
 お願い・・できないか?と・・」

完全に立場が逆転している・・・とてもクライアントとの会話とは思えない

本音を言えば一刻も早くリュ―スには、この星から出て行って欲しい

かかわりを断ちたいのが本音だが・・・

さすがに契約期間中・・・クライアントの意見は絶対だ・・・

「わかった・・・・ホテルに1泊だな、手配する」

もうこれ以上は何一つ聞く気がない!とばかりに

それだけ言うと、ドカドカと足を踏み鳴らしブリッジへと消えていった





 

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「アルフィン?」

リュ―スの言葉にジョウの片眉がピクリとあがった

「そうだ・・・・
 俺はこの星を出る前にアルフィンにプロポーズするつもりだ」

プロポーズ?こいつが?アルフィンに・・・・・・プロポーズ・・・

気に入らない・・・・

最初から、そうだった。

コイツの何か自信に満ちた言動から何から何まで、すべてが癪に障った

クライアントでなければ・・・・

いや・・・その前にクライアントがコイツだと分かっていたら

こんな仕事は受けなかった。

どす黒い何かがジョウの中に湧き上がる

「なぜ俺にそんな事を言う」

「ズルイ事はしたくないんでね」

余裕のある表情で俺を見る

その顔を見た瞬間にカッとなった

「あんたが誰にプロポーズしようが俺には関係ない
 くだらないことでわざわざ俺を呼び出すな!」

そのままリュ―スを置いて俺はブリッジへ向かった


リビングのドアが閉まる瞬間・・・

体中で怒りを露にしてリビングを後にするジョウの後姿をみて

リュ―スの顔が一瞬歪む・・・・

この時・・・もしもジョウが振り向いたら

なぜ、リュ―スがこんな事を言い出したのか

もしかしたら・・・分かったかもしれなかった


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「今じゃなきゃいけないのか?」

「できればね」

なんだか兄貴とリュ―スさんの間に火花が見えるのは気のせい?

俺らは2人の間に挟まれて交互に顔を見るような形で事の成り行きを見守る

兄貴がフッと溜息をつき、隣の主操縦席のタロスを見て

「後は頼む・・」

と言いリュ―スさんを促しブリッジを出て行った。

「タロス・・・大丈夫かなぁ・・」

「ガキがいらねぇ心配してるんじゃねぇよ
 ボケッとしてないで自分の仕事をしろ」




ブリッジを出たジョウは無言のままリュ―スとリビングへと向かった

タロス達とドンゴはブリッジ、ロンさんは船室、アルフィンはメディカル・ルームに居る

誰の邪魔も入る心配はない。

「で、話ってのは何だ?」

「随分、余裕がないんだな・・ジョウ
 座って話す事もできないのか?」

座って、ゆっくり話などする気もなかったが

リュ―スに言われ、仕方なしにソファに座りリュ―スにも座るように促した。

「まさかと思うが、座ったからには次はコーヒーをだせとか言わないだろうな?」

ジョウは不機嫌を隠す事なく言った。

「ここで、まずいコーヒーを飲む趣味はない・・・安心しろ」

リュ―スの言葉にムッとしたが、ここでくだらない言い争いをしてる気はない

「で、用件は?
 俺をワザワザ呼び出すんだ・・・よっぽどの用事なんだろ?」

「アルフィンの事だ・・・」



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ミネルバが噴射のモードをVTOLに切り替えた

そのまま自動操縦にしてドンゴがファイター1で降りてきた。

タロスとリッキーが、そこに乗り込み一旦ミネルバに戻る・・・ファイターは定員が2名

コックピットにはすでにドンゴが居る。

必然的に体の小さいリッキーが文句を言いながらもカーゴエリアに押し込められた。

船体尾部の格納ハッチから船内に入ったファイター1はタロスとリッキーの2人を降ろし

再び地上に降りた。

タロスはブリッジにリッキーはファイター2にと分かれ

ファイター2は地上へとジョウ達を迎えに行った。

ファイター1にリュ―スさんとロンさんがファイター2がジョウとアルフィンと二手にわかれ

全員が無事にミネルバに収容された頃には疲労はピークに達していた。

アルフィンは、そのままメディカル・ルームへロンさんとリュ―スさんは予備船室にと

ドンゴに案内されていった。

タロス達がおのおの自分のシートについて間もなくドンゴが戻ってきた。

「ドンゴ、アルフィンの代わりにシートにつけ!」

「キャハ!了解」

カタカタとキャタピラを鳴らしドンゴがシートにつくのを確認してミネルバは宇宙港に向けて発進した

「なぁドンゴ・・アルフィンの様子はどうだい?
 足、結構酷いのかい?」

「キャハ・・・捻挫ト肉離レソレニ発熱
 後ハ、打撲等・・・今ハ医療かぷせるデ休ンデマス」


「発熱?熱は高いのか?」

いきなり背後からのリュ―スさんの声に俺らはうろたえた。

「なんでアンタがここに居るんだ?
 俺は船室に居るように言っといたはずだが?」

兄貴の目がスッと細くなった

そんな兄貴の目を見据えると

「アンタに話がある、ちょっと時間をもらえるか?」



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ニヤリと笑って言ってのける・・・・

GPSの端末・・・いつの間に・・・さすが兄貴、ぬかりは無いってか

「いつの間に、そんな物をつけたの?全然気付かなかったわ」

「君に気付かれたら意味ないだろ?」

余裕の笑顔でアルフィンを見つめ、そっと前髪をかきあげ軽く口付ける

「君が無事でよかった・・」


兄貴・・・周りに人が居るってわかってる?それとも・・・・リュ―スさんを挑発してる?

チラリとロンさんとリュ―スさんを見た兄貴は不適な笑みと浮かべ

「あんたらには、このまま宇宙港まで行ってもらう」

「なに?」

兄貴は親指で元コンサート会場を示し

「もう、この星に居る理由はないだろ?
 船の手配を頼んである。
 そいつに乗って好きなところへ行ってくれ」

俺ら達の仕事はリュースさん達が、この星に居る間の護衛

暗にお仕事強制終了宣言?

右手の通信機でドンゴを呼び出す

さっきまで使用不能だった通信機が正常に作動して、すぐにドンゴから反応があった

「キャハ?」

「ドンゴ、船の手配は?」

「完了デス。キャハハハ」

「じゃあ、すぐにミネルバで迎えに来てくれ、ビーコンをだしておく」

通信を完了して再びリュ―スさん達に向き合うと肩をすくめ

「と、言う事だ・・・」




地下鉄から地上にでた俺ら達が宇宙港のある方角を気にしていると

それから1時間とたたず船影が見えた・・・ミネルバだ




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「痛って!!!!!!!何すんだよ!この唐変木!
 怪我したらどうすんだ!!!」

「へっ!ちょっとくらい頭でも打った方が回転がよくなるんじゃないか?」

「なにを!」

場所も何も考えずいつもの喧嘩が始まりそうになった

「タロス、リッキー!いつまでも遊んでるな!時間がない行くぞ!」

「へい。おら行くぞ!
 このままココに居ちゃ巻き込まれる」

「へっ?巻き込まれる??」

訳が分からない・・・・

ロンさんとリュ―スさんも降りてきて兄貴の誘導で移動が始まる

アルフィンは自分で歩くと言い張ったが兄貴はそれを許さなかった

兄貴に抱きかかえられながら移動するアルフィンの姿を

忌々しげに見つめるリュ―スさんの視線が怖いです・・・

しばらく無言のまま進んだが・・そろそろ何故こんなに急いで移動するのか

教えて欲しい・・・

「兄貴・・・・なんでこんなに移動を急いでるの?」

「コンサートホールにいくつか素粒子爆薬を仕掛けてきた・・・あと5分で爆発する」

「へっ!!!!5分!!!
 何それ!俺ら達がここに出てきてなかったら、どうするつもりなのさ!!!
 確実に死んでたじゃん!!!!」

ギャ―ギャ―喚く俺らの口をタロスの大きな手が塞ぐ

「むぐぐぐぐぐぐっ・・・」

「うるせえ、こっちはちゃんと計算してんだ足りない頭で
 喚いてるじゃねぇ」

「これで奴等を一掃できるだろ」

兄貴がニヤリと笑った・・・・乱暴だよ兄貴

なんか・・・さすがアルフィンが絡むとムチャクチャだね・・・

「でも・・・私達がここに出てくるってどうして分かったの?
 通信機も使えなかったのに・・・」

兄貴はアルフィンの問いにフッと小さく笑うと

アルフィンのクラッシュジャケットのインナー

のエリのあたりをゴソゴソとさぐり小さなピンを取り出した。

「コイツ、GPSの端末。
 通信機とかと周波数を変えてあるから妨害電波も関係なかったんだろ」



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誰もが最悪の事態を想像した・・・

あの状態で助かる見込みは少ない

地下鉄が通り過ぎた後・・・俺ら達はアルフィンの存在を確認しようと身を乗り出した

風圧によって巻き上がったホコリ・・・見えにくい状態の中

アルフィンは居た・・・・

兄貴の腕の中に幸せそうな顔で

ウサギさんのプロポーズ 再会A&J


「兄貴!!!!!」

俺らは喜びのあまり、今の自分の状況をすっかり忘れ

見事に落下・・・・その衝撃に耐えるべく体を丸め

グッと目を閉じる・・・が・・・いつまでたっても予測した衝撃はない

俺らは恐る恐る目を開けると・・・・

この世のモノとは思えない怪物を目の当たりにした

「何くだらない解説してるんだ!このドアホ!」

落下してきた俺らを受け止めていたはずの

タロスが、あっさりと手を離し俺らは再び落下した



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「いくら希少価値の高いヴァイオリンと言っても
 このままじゃ遅かれ早かれ壊れるんだ、別に問題ないだろ・・」

簡単に言うね・・・リュ―スさん

「えっとぉ・・問題大ありなんですけど
 俺ら達はリュ―スさんと、そのヴァイオリンの護衛が仕事なんだからさ・・」

俺らの言葉に仕方ないと肩をすくめると

アルフィンからヴァイオリンケースを受けとって

床に静かに置いた。

それと同時にファンの羽根がギギギッと嫌な音をだし

ゆっくりと止まった。


「リュ―ス!ほら止まりましたよ!
 良かったじゃないですか!これでヴァイオリンも無事です!」

さぁ!行こう!すぐ行こう!と急かすロンさんを宥め

俺らは羽根の隙間から顔をだす。

レールまでは、結構な高さがある・・・・ファンのすぐ下にある30cmほどの幅の

出っ張りが延々と続き、その途中何箇所かに短めのハシゴが設置されている

おそらく点検などに使うモノなのだろう

「う~んと・・・ココ出てすぐ30cmほどの出っ張りがあるんだよね
 で・・・そこを通って5mほど先にあるハシゴを使って下まで降りようと思う」

ここの路線が、どれくらいの頻度で使われてるのかが分からない・・・

ハシゴにたどりつく前に車輌がきたらOUTだ・・・

う~ん・・・今回こんなのばっかりじゃん

俺らは頭を抱えたくなる・・・しかし行動しなければ何も変わらない

「とりえあず、俺らが始めに行きます
 後から続いてください」

そっと足を出し・・・体重を乗せる

そのままバランスをとりながら、ゆっくりと慎重に前に進んでいった

体を支えるものが何もない綱渡りのような状態だ・・・恐怖が増す

ロンさんがヴァイオリンケースを左手で

抱え右手を壁に添えゆっくりと進む

アルフィンはリュ―スさんに体を支えてもらいながら

全員がハシゴに向かっていた。

ちょうど3mほど進んだ頃だろうか・・・

ゴー!!!という地下鉄の音が響いてきた

「やばい!!!!急いで!」

後戻りはできない・・・・目の前に迫る地下鉄

・・・必死に壁に体を寄せ風圧に負けないようにしがみ付く

その時・・・アルフィンの体がグラリと揺れ中に浮いた

「キャア!!!」

リュ―スさんが必死に手を伸ばすが間に合わない

「「アルフィン!!!!」」

風圧と騒音にアルフィンの悲鳴はかき消され視界から姿が消えた



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「そうね・・・・う~ん
 ・・・・これと・・・これと・・これを」

アルフィンは徐に弾切れのバズーカと中身を取り出して空にしたクラッシュパックに弾薬を仕込む

「ここに投げ込む!」

といきなり大型ファンに向かって投げた!

「わ~!!!!いきなり投げるなよ!アルフィン!
 皆、伏せて!!」


アルフィンによって投げ込まれた爆弾(なのか)もどきは

羽根に当たり、大きな音をたてた

そのまま羽根の間に挟まるような形になり

回転の圧力により投げ込まれたバズーカやクラッシュパックは変形していった

そして仕込まれていた弾薬が発火した。

光と煙・・・そしてズズンと言う衝撃に成功したかと

思われたが・・・・・視界を塞いでいた煙が消えた後には

動きが鈍くはなってるものの相変わらず動きつづけるファンがあった。

「ふむ・・・まだダメか・・・じゃあ」

と1個残った空のクラッシュパックに自分の持っていたレイガンのエネルギーチューブを

仕込み再び投げ込んだ。

「おしい!もうちょっとなのに・・・」

羽根の回り方は、随分遅くなったのに・・・まだ完全に止まらない

いくら回る速度が遅くなったとはいえ

動いてるファンの中に飛び込む馬鹿はいない

自殺行為だ・・・・・もう投げ込む物などない

どうしようか?と思っていたとこへリュ―スさんがいきなり

ヴァイオリンをケースごと投げ込もうとしてるのが見えた

「何やってるんです!!!!!」

ロンさんが大慌てて止めている

そりゃそうだ・・・そのヴァイオリンは、そう簡単に投げ込んでいいもんじゃない

アルフィンが横からヴァイオリンケースを取り上げる

「リュ―スさん・・・勘弁してよ」



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「・・・・・・・・なんでこのファンの向こうに地下鉄?」

ファンの隙間から覗くと、あきらかに地下鉄のレールが見える

って事は、さっき聞こえた音は地下鉄が通った時のもの・・・・

「いいけどさ・・・アルフィン・・・
 ここのドコから通り抜けるの?」

目の前には回り続けるファン以外何も無い・・・

「壊す」

「へっ?」

「壊す!って言ったの」

マジですか?・・・・・いや・・・・・アルフィンなら・・・マジだな

「壊すっていいのかよ?」

「今さら何言ってるのよ
 ここで1個くらい壊れる物が増えたって何てことないでしょ!」

と上を指指す・・・・・確かに・・・・地上の惨劇を思えば今更だよな・・・・


「でも・・・・どうやって壊すんだ?
 ソレ!そこについてた・・そのアートフラッシュは
 もうないだろ」

リュ―スがアルフィンの肩を指差す

そうなんだよね・・・アートフラッシュがあれば一発なんだけど

上での銃撃戦で全部使用済み・・・今ある物と言えば

レイガンとちょっとの弾薬・・・それと弾切れの小型バズーカ

これで、どうやってこの大型ファンを壊すんだ?



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CJミルク

Author:CJミルク
いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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