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とにかく、このままって訳にはいかない

いつまた天井が崩れてくるか分からないし敵が外から攻撃してこないとも限らない

俺らはアルフィンに声をかける

「アルフィン?・・・アルフィン?」

何回か声をかけ頬を軽く叩く

どれくらいの時間だっただろうか・・・アルフィンに反応があった

「アルフィン?
 大丈夫かい?俺らが分かる?」

ぼんやりと焦点のあってない目で俺らをみる

その口が何かを呟く

「何?アルフィン
 ヴァイオリンならココにあるよ・・・
 アルフィン?」


「ヴァ・・・・イオ・・・リン?」

「アルフィン?」

俺らの声にアルフィンの瞳にダンダンと光が宿る

軽く頭を振り今度はしっかりと俺らを見た

「りっきー・・・・私どうしたの?」

俺らは簡単に経緯を説明して、ここに居たら危ないという事を伝えた

「歩ける?」

腕をささえながら聞いてみる・・・しかし何回か立ち上がろうとするが

すぐに崩れ落ちてしまう・・・

「ダメ・・・足首をやられたみたい」


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俺らは爆発の瞬間リュースさんを扉の向こうに押し込み

手近な瓦礫に身を隠していた。

そのまま飛んでくる破片などを避けるようにジリジリと倒れているアルフィンに近寄る


もう一度,確認の為に入り口の方を見るグシャグシャだ・・・完全に潰れている

この状態だと敵が今すぐ乗り込んでくるって事はなさそうだ

反対にコッチも出れないけどね・・・さっきの衝撃でセキュリティが動いたらしい

アチラコチラで防火シャッターが下りてる

ちょっとは時間稼ぎになるだろう・・・

その間にどうにかしなきゃ・・・・

やっとの思いでアルフィンの元にたどりつき

その体を引き摺りながら大きめの瓦礫の影に避難する


アルフィンの口元に手をやりホッとした・・・生きてる

そのまま簡単に体をチェックする腕と足を怪我はしているが

とりあえず命に別状はなさそうだ・・・・


こんな時だってのにアルフィンはヴァイオリンケースを抱き込むような形で守っている。


まったく・・・自分の命より大事かよ・・・そんな物が

確かに契約ではヴァイオリンを守るのも仕事だ

だけど時と場合によるだろ

実際にアルフィンがヴァイオリンを取りに戻る時

リュースさんはそれを止めてる



・・・・・・・そんなに・・・大事なの?・・・・アルフィン



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この状態で爆発されたら、ひとたまりもない

くっー!!なんでこんな時に兄貴が居ないんだよ!!!!

これでアルフィンに何かあったら・・・俺らは完全に殺される

一刻の猶予もない・・・リュースさんに当身を食らわせてでも

この扉の向こうに押し込んでやる  そう思った時

俺らの目の端にアルフィンがリムジンからヴァイオリンケースを抱えて

這い出してくるのが見えた

「アルフィン!!!!!早く!!!
 もうヤバイよ!!!」


俺らの声を確認したアルフィンがコチラに向かって駆け出した

直線距離で約100m・・・その半分くらいに差し掛かったころだろうか・・

いきなり入り口の天井が崩れ落ちた

大きな瓦礫がリムジンを押しつぶす

いくら丈夫だといっても・・・・これはさすがに無理がある

瓦礫の下に残った残骸はとてもリムジンだったとは思えない物だった

その残骸が爆発した。残りわずかだった燃料に引火したのだ

『アルフィン!!!!!』

爆風でアルフィンの体が吹き飛ばされたのが見えた

当初、俺らが予想してたものよりも上に乗った瓦礫の関係か

爆発じたいは、そんなに大きなモノではなかった

・・・といっても爆発は爆発

それによって受けたダメージは大きいはずだ

俺らの背中が、スーッと寒くなった






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俺らの静止も聞かず走り出すアルフィンを見て

リュースさんの顔色が変わった

「アルフィン止めろ!!!!
 そんな物どうでもいい!!
 戻ってくるんだ!」

自分一人では満足に立っていられないような状態なのに

どこにそんな力が?っと疑いたくなるような力強さで俺らの手を振り切り

アルフィンの元に駆け出そうとするリュースさんを必死で止める

こんな状態で行くなんて自殺行為だ・・・

本当なら俺らだってアルフィンを連れ戻しに行きたい

しかし・・・今はクライアントである2人の安全を確保するのが優先だ


鈍い音と共に開いた扉の中にロンさんを押し込み

そのままリュースさんも扉の中へと促そうとする

だがアルフィンに気を取られているリュースさんは全然俺らの言う事なんか聞きやしない

グズグズしてる暇はない・・・さっさと入ってもらわないとアルフィンを助けにも行けないじゃないか

しかしちょっとでも手を緩めようものならアルフィンに向かって駆け出しそうなじゃそれも無理な話だ


うううううううう・・・・アルフィン早く戻ってこいよ

イライラとしながらリムジンに目をやる

油のまじった焦げ臭い、いやな臭いがあたりに漂う

それに激突したショックで消えたと思ってた火も完全ではなかったらしい

チラチラと赤い物が見える

くそっ!

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すぐさま体をリムジンの中に戻し

頭を抱えて衝撃に備える

ドン!!!という爆音と共に物凄い衝撃がリムジンに加わる

吹き飛ばされる・・・まさにそんか感じだった

リムジンの後方を爆破し、その衝撃を利用してコンサート会場に逃げ込もうなんて

いくらリムジンがエアカーにしたら頑丈だといっても本当にムチャクチャだよ・・・

爆音と熱風・・そして物凄い衝撃をうけリムジンはコンサート会場の玄関ホールに突っ込んだ

その場でリムジンが爆発炎上しなかったのは奇跡としか言いようがない

入り口はメチャメチャで元の豪華なコンサート会場の面影はどこにも無い

衝撃によって気が遠くなりそうなトコを気力だけで体を動かす

一秒でも早くこの場から逃げ出さなくては危ない

シートベルトを外し変形した元リムジンだった物体のドアを蹴りあける

後部座席で気絶しているロンさんを俺らが引きずり出してる間にアルフィンがリュースさんの肩を

支えながらリムジンから這い出てきた。

そのままロビー中央の階段したにあるコンソール・ルームへの入り口に向かう

扉横についてるボタンキーを操作して開くまでの時間が物凄く長く感じる

早く・・・早く・・・・開いてくれ

じゃなきゃ・・・元リムジンの残骸が今にも爆発しそうだ

ウィーンっと小さく音がして扉が開きかけた時にアルフィンが小さく悲鳴をあげた

「何?」

「リュースのヴァイオリンが、まだリムジンの中よ!
 取ってくる!」

止める間もなくアルフィンがリュースを俺らに押し付け

リムジンに向かって駆け出した。

「馬鹿!よせアルフィン!!!」
 
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「そうよ・・・・って何考えてるだよ?!」

「うだうだ言ってないでおやり!」

数秒・・・ほんの数秒俺らとアルフィンの目があった

・・・・・・わかったよ・・・やればいいのね

小さく溜息とつくとアルフィンのジャケットからアートフラッシュを取ろうと

体勢をかえる

「何考えてるんですか!!!!!リムジンを爆破させるだなんて!
 我々を殺す気ですか?!
 止めてくれ~」


俺らとアルフィンの会話を聞いたロンさんが後ろの座席で悲鳴をあげてる

気分は分かるよ・・・・まさか護衛の為に雇ったクラッシャーに殺されるとは

思わないもんな・・・普通

「うっさい!おだまり!!!
 こっちはプロよ!信頼おし!
 大丈夫!万が一失敗したって、ちょっと早く死ぬだけだから・・・」

ちょっと早く死ぬだけって・・・・・・アルフィン

その言葉を聞いたロンさんが半狂乱になってる・・・まぁそうだろうね

だけど実際悠長にかまえてる暇はない

だんだん敵との間合いが狭くなってる・・・このままじゃ確実に殺れる

意を決してアルフィンの隣のシートに腰をおろしシートベルトを締め

後ろに向かって声をかける

「シートベルトをしっかり締めて頭かかえて
 重心を低くして!やるよ!!」

アルフィンの体についてるアートフラッシュを次々もぎ取り

窓から上半身をだしリムジンの後方に向かって投げつけた


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どうする?リムジンを乗り捨てる?

そんなの無理・・・リッキーと私だけなら良いけど

リュースとロンさんが居る

この2人を守りながらここで戦うのなんて無茶だわ

ここからコンサート会場まで・・・そんなに距離はない

でも・・・考えろ・・・考えるのよアルフィン

どうすればいい?

こんな時・・・ジョウだったら、どうする?



「アルフィン!どうするんだよ!」

「うっさいわね!今、考えてるんでしょ!
 おだまり!この唐変木」

道は、ゆるやかなカーブを描いている

このまま追いつかれなければ・・・

そんな甘い考えが頭に浮かぶ

そんな時・・・コンサート会場が見えた

『しめた!このままいけば・・・』

しかし燃料が、ほとんど残っていないこの状況では


それも適わない・・・・

だったら・・・・

「リッキー・・・・・」

「なんだい?」

「このリムジンの後方に向かって
 ありったけのアートフラッシュを投げて」

「はぁ?何かんがえてるんだい?
 そんなの無茶だよ!リムジンを爆破させる気かよ!?」

「そうよ・・」

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「リッキー!前!」

アルフィンが叫んだ!

見ると進行方向にエアカーとバイク

・・・それに黒ずくめの見るからに怪しい集団が道を塞いでいた。

今度は先ほどのように隙間に滑り込む訳にはいかない・・

「まかせろ!」

前方に向いバズーカを数発撃ちこむ

リムジンは、そのまま敵にギリギリまで近づき

リッキーが胸元についてる

アートフラッシュをいくつかもぎ取り残りの敵に投げつける

ウサギさんのプロポーズ31R


その爆発にあわせてアルフィンがグッとアクセルを踏み込み

爆風を利用して、その場を飛び越えた。

「やりぃ!」

あまりの手際の良さにリッキーは思わず声をあげた

「まだよ!」

かなりの敵が爆発によって吹き飛んだが、それでも僅かではあるが

生き残った者がいる・・・まだ油断はできない

このままコンサート会場まで逃げ切れれば手の打ちようもある

しかし・・・・このままじゃ・・・いつかは・・・

そんな考えが伝わったのか、いきなりリムジンの高度が下がり失速した

「アルフィン!何やってるんだよ!」


「だめ・・・・燃料が・・・
 さっきの攻撃だわ・・・」

やられた・・・・さっきの攻撃で燃料タンクに穴が開いたんだ



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口では威勢のいい事を言っていても本心ではどうしていいのか分からない

このまま逃げ切れるのか、それともここで敵を倒すほうがいいのか

・・・しかし迷いは行動に現れ敵に隙をみせる事になる・・・このままじゃやられる!

グッとハンドルを握る手に力が入る

「リュース・・・ロンさん
 歯を食いしばって、しっかり掴まってて!」

アルフィンの手が物凄い速さでハンドルを操作する

アクセルを力いっぱい踏み込み右側面の姿勢制御ノズルを一斉に噴射させ

車体を大きく斜めに傾ける

敵のエアカーとエアカーの隙間を、そのままの体勢ですり抜ける

ギリギリだった・・ほんの一瞬ちょっと操作を間違えていたら完全に衝突していた

アルフィンの運転するリムジンが体勢を立て直そうとした時に敵のエアカーをかすめ

ガリガリと嫌な音をたてた・・・

敵の乱射するレイガンがリムジンの表面を激しく焼く

そのままスピードを落とさずドリフト状態になりながら進んでいく

その間、リッキーは振り落とされないように窓枠にしがみ付きながらも

敵に向いバズーカを乱射させた。

ウサギさんのプロポーズ30R




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後ろ髪を惹かれる思いで爆発の現場を後にする・・・・

爆発の時に飛んできた瓦礫で道路状況は決して良いとは言えない

それに敵がどこから攻撃してきたのかさえも良く分からない

先ほどの爆撃は・・・ジョウ達の乗ったエアカーを直撃したのか?それとも・・・

クラッシュパックを開けリッキーが小型バズーカをだして構えた時だった

銃声と共にリムジンが大きく揺れた

慌てて運転席を見ると額から血を流し運転手が絶命している

アルフィンは運転席とのガラス製の仕切りをボタン操作で解除し座席を乗り越え

ハンドルを操作した。

どうにかバランスを取ろうとするが運転手が邪魔で上手くいかない

大きく左右に揺れながら進むリムジンの中

リッキーはどうにか運転手を助手席に移動させた。



が・・・その頃には、すっかり回りを敵に囲まれてしまったようだった

先ほどまで前を走っていたはずのSPの乗ったエアカーが道路わきの壁に激突し炎上している

右へ左へと蛇行しながら標的になる事を避け進もうとするが

そうすると標的になる可能性は回避できるかもしれないが・・・

スピードはかなり落ちる・・・瓦礫を避けるためにギリギリまで高度を上げる

リムジンの窓を開け身を乗り出すようにしてリッキーがバズーカを構えた

ウサギさんのプロポーズ 29戦うR




「アルフィン!もっとスピードだせよ!
 このままじゃ格好の標的になっちまう!!」

「わーってるわよ!」

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CJミルク

Author:CJミルク
いつまで続くか分からないけど・・・・頑張ります





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